中松針灸整骨院

めまい、頭痛の原因と改善方法についてDizziness, Headache

めまい、頭痛の原因と改善方法について

めまい、頭痛はなぜ発症する?

めまいは、平衡を維持する末梢感覚装置から中枢までの全システムのいずれの障害でも生じます。

回転性めまいに伴う異常感覚や錯視体験の一つ (周囲が回って見えるなど)として捉えられています。また三半規管や耳石器や前庭神経の急性障害によって大きな眼振を生じさせたりもします。

めまいの定義と4つの分類について

『自分の身体が空間に対し、もしくは空間が自分に対して回転している感覚』とあり、大きく4つの種類に分類されます。

TYPE 01末梢性(耳性)めまい

①良性発作性頭位めまい症(BPPV)

  • 頭を動かすと、グルグルとしためまいが生じる
  • めまい時に眼振(眼球がリズミカルに左右に動く)が起こる
  • めまいの疾患の10~40%がこの症例にあたる

②メニエール病

  • 回転性のめまい発作が繰り返し起こる
  • めまいは数日から数ヶ月の間隔で、1回20分~2,3時間続く
  • 難聴、耳鳴、耳閉感などの症状がみられる
  • 耳鳴りなどの症状が両側性に移行していくことが多い
  • メニエール病はめまい疾患の5~10%を占める

TYPE 02頚性めまい

頚部の骨、筋、靭帯、もしくは椎骨動脈や交感神経線維の異常が原因で発症します。

TYPE 03中枢性めまい

小脳疾患、聴神経腫瘍、髄膜炎、多発性硬化症、脊髄小脳変性症などが挙げられます。

TYPE 04心因性めまい

鬱病などを契機に慢性的に起こります。

頭痛の種類について

TYPE 01片頭痛

  • 目がチカチカするなどの前兆があり、嘔気、嘔吐を伴う
  • 三叉神経を介し、痛みを引き起こす
  • 慢性的で再発性がある
  • 食欲減退、嘔気、嘔吐を伴うことが多い
  • 兆候として局所神経症状を伴うことがある
  • 誘発因子として食物、ストレスが挙げられている

TYPE 02緊張型頭痛

  • 両側の後頭部から項部、ときに側頭部、前頭部に見られる
  • 鈍痛が多く、圧迫感、絞扼感を訴える
  • 後頭部から項部にかけてのうずき、圧迫・緊張感、頭重感が起こる
  • 頭部にバンドで締めつけられる感じという訴えが多い
  • 発症はゆっくりであり比較的に長く続く
  • ほとんどの例で不安やストレスに関連するとされる。

TYPE 03群発性頭痛

  • 目の奥に生じる強い頭痛を指す
  • “えぐられるような痛み”がある
  • 痛みは数分から3時間程度続き、1日何度も起こる
  • 1~2ヶ月間に渡り頭痛に苦しむケースもある

めまい、頭痛の改善方法

施術アプローチ

めまい

鍼灸施術(経絡治療)
骨盤の調整
脳脊髄液の調整
神経一筋の調整
運動療法
を行います

BPPVは大きく分けて3つのタイプがあり、タイプによって異なる運動療法を行います。

  • 後半規管型半規管結石症:Epley法 Semont法
  • 外側半規管型半規管結石症:Lempart roll法
  • 外側半規管型クプラ結石症:Gufoni法
めまい

頭痛

徒手療法
鍼灸施術
骨盤の調整
脳脊髄液の調整
神経一筋の調整
を行います。

以下は頭痛のタイプ別に分けた鍼灸施術の一例です

偏頭痛

痛みの寛解・他の部位への血流誘導を目的として施術します。痛みのある拍動部に置鍼を行います。また頭部への強刺激は悪化の恐れがあるため行いません。

緊張型頭痛

頭頸部の血行改善・筋緊張寛解を目的として施術します。緊張のある部位(頭部・頸部の筋)に刺鍼します。

群発頭痛

頭痛の誘因となる肩こりの施術も行います。

炎症部分への施術

めまい、頭痛が起きたときのセルフメンテナンスについて

めまいの場合

  • めまいがしない姿勢を取り、衣服を緩め、風通しのいいところで休み、目を閉じないで一点を見る

頭痛の場合

・緊張型頭痛

入浴で首や肩周辺を温めたり、ストレッチやセルフマッサージをすると筋肉の緊張がほぐれるので効果的です。長時間同じ姿勢を続けたりしないようにしましょう。


・片頭痛

頭痛が起きている時は運動を避け、血管を広げてしまう入浴や運動、痛む部分を冷やしたり、部屋でゆっくり休むことを心がけてください。


・群発頭痛

飲酒や喫煙は控えることで予防できます。

めまい、頭痛を悪化させないセルフメンテナンスについて

めまいの場合

良性発作性頭位めまい症(BPPV)のセルフケア
Self Epley法

後半規管型半規管結石症に対する施術方法で半規管に入った耳石が終わった後、耳石器の中に戻すセルフケアとなります。通常は、3~4セットを行い、徐々にめまいや眼振が減少していきます。
そして症状が悪化しないために、ラジオ体操や散歩などで身体を動かす、十分な水分補給(カフェインは控えましょう)を行う、お酒やタバコも控えることで効果的な予防につながります。
めまいには様々な原因がありますので、必ず耳鼻科の先生の診断の上これらの施術を行うようにしてください。


施術後の患者様指導

下記の姿勢や動作を24~48時間避けましょう!

  • 体幹の屈曲
  • 頚椎の屈伸を伴って上下を見る
  • 頭を傾ける
  • あおむけで寝る
  • 後半規管型の場合、患側を下にして寝る(1週間程度)

頭痛の場合

睡眠

寝過ぎ、寝不足はどちらも頭痛が始まるきっかけになる場合があるため、毎日規則正しい睡眠パターンで生活することが重要です。休日にゆっくり寝ていて頭痛が起きるようであれば、前日の夜更かしを避け、起床時間を普段と同じにして生活のリズムを整えてみましょう。

食事習慣

片頭痛は空腹時や脱水時に起こりやすいです。朝食を抜くことで頭痛が起こる場合もあるので、規則正しい食生活を心掛け、こまめな水分補給を行い、空腹や脱水にならないように気を付けましょう。

生活習慣

過度なストレス、明るすぎる照明、パソコンやスマートフォンからのブルーライト、大きな音、香水や洗剤などの人工的なにおい、気温の大幅な変化など、頭痛が始まるきっかけとなるような刺激は、日常の生活でなるべく避けるようにしましょう。

めまい、頭痛に効くツボ

緊張型頭痛による、後頭部や頭全体の痛みに効果的なツボ

  • 完骨 (かんこつ)
    完骨
    ツボの位置

    耳の後ろにある骨の膨らみ(乳様突起)の下

    改善する症状

    頭痛、首こり、めまい

  • 風池 (ふうち)
    風池
    ツボの位置

    耳の後ろの骨と後頭部のくぼみの中間

    改善する症状

    頭痛、肩や首こり、鼻づまり

  • 天柱 (てんちゅう)
    天柱
    ツボの位置

    首の骨の両側にある太い筋肉の外側

    改善する症状

    頭痛、眼精疲労

  • 百会 (ひゃくえ)
    百会
    ツボの位置

    頭頂部、両耳と鼻の延長戦が交わるところ

    改善する症状

    頭痛、肩こり、眼精疲労

  • 肩井 (けんせい)
    肩井
    ツボの位置

    首と肩先の真ん中にあり、肩の筋肉の中心

    改善する症状

    頭痛、肩こり

片頭痛による、側頭部や前頭部、頭頂部の痛みに効果的なツボ

  • 合谷 (ごうこく)
    合谷
    ツボの位置

    人差し指と親指の骨が合流する部分の少し前のくぼみ

    改善する症状

    頭痛、歯痛、肩こり

  • 百会 (ひゃくえ)
    百会
    ツボの位置

    頭頂部、両耳と鼻の延長戦が交わるところ

    改善する症状

    頭痛、肩こり、眼精疲労

  • 崑崙 (こんろん)
    崑崙
    ツボの位置

    くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ

    改善する症状

    頭痛・めまい、吐き気、足のむくみ

  • 足臨泣 (あしりんきゅう)
    足臨泣
    ツボの位置

    小指と薬指の骨が合流するあたり

    改善する症状

    頭痛、首や肩こり、生理不順