有痛性外脛骨はスポーツ活動が盛んな10~15歳の男女に見られます。 関節弛緩性(関節がゆるい)があり、アーチが低下したり回内足(オーバープロネーション)がある子に多いです。女性の方が関節がゆるい場合が多く、回内扁平足があり有痛性外脛骨になった場合、治りにくい傾向にあります。 様々な要因があるので、少しでも異変があれば当院へご相談ください。 有痛性外脛骨は早期に適切に治していかないと、痛みが慢性化して、長期の施術が必要になる可能性があります。 一般的な施術は固くなったふくらはぎや足裏をマッサージや電気でほぐしたり、踵の痛みと炎症を抑制するために、超音波やアイシングをします。 日常生活やスポーツ活動中にできたクセを姿勢・歩行・動作の3項目で分析し、症状の根本原因を探っていきます。 ・固くなったふくらはぎや足裏のマッサージ、電気治療 動きのクセや体の軸を整えます。靴とインソールのフィッティングで正しい姿勢、歩行、動作が取れるよう、トレーニングします。 これまでは、末端の小さな筋肉である、ふくらはぎや足裏を使って歩いていた。 体の中心に付近の骨盤ー背骨から、パワーのある大きな筋肉(ハムストリングスや臀筋)を使いながら、 体の使い方を変えていくと、全身の連動性が高まりパフォーマンスの向上にもつながります。有痛性外脛骨の原因と改善方法についてOs tibiale externum
有痛性外脛骨とはどんな病気?
外脛骨とは足の舟状骨の内側にある過剰骨(余分な骨)もしくは種子骨の一種で、健常者の10~15%くらいの方に存在します。
症状がなければ何も問題ありませんが、すねの内側から始まる後脛骨筋という筋肉が、使い過ぎで固くなるとその筋肉の張力が高まって外脛骨が引っ張られます。そして外脛骨部が、継続的、または瞬間的に引っ張られるストレスがかかった際に、外脛骨に炎症、痛みが起こります。
有痛性外脛骨の症状と特徴
発症のタイミングと傾向
下記のセルフチェックで状態を把握しましょう。
有痛性外脛骨を放置すると・・・
ごく稀に有痛性外脛骨を発症し、手術が必要なケースもあります。 Veitchの分類Ⅱ型で難治性となった場合、骨片の摘出の手術に至った例を、整形外科勤務時に経験しました。
ほとんどの場合は、施術、靴の見直し、インソール処方、運動療法で軽快していきます。
痛くなったら放置せずに早期に対応していきましょう。有痛性外脛骨の改善方法
施術アプローチ
しかしこの方法だと、一時的に痛みは緩和されてもシーバー病・有痛性外脛骨の『真の原因』、ふくらはぎや足裏が固くなる理由を解決していないので、痛みは繰り返されてしまいます。
当院では、「姿勢・歩行・動作の分析」、「症状緩和の施術」、「体全体のバランスを整える」という3ステップでアプローチしていきます。
姿勢・歩行・動作分析
炎症部分への施術
・患部の痛みと炎症を抑制するための超音波やアイシング体のバランスを整える
パーソナルトレーニングについて
施術前の体の動かし方
施術後の体の動かし方の変化
さらに上半身の腕振りも連動させて動かすことで、末端の足部だけに負担がかかるのを防ぐ「動き」を可能にします。ハイパフォーマンスな体をつくる