中松針灸整骨院

膝の痛みの原因と改善方法についてKnee Pain

膝の痛みの原因と改善方法について

膝の痛みはなぜ発症するの?

筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板の変性や断裂を起こすことで膝の痛みが発症します。

様々な症例の中でも、日本人に一番多い(700万人いると言われている)変形性膝関節症が代表的な症状といえます。

変形性膝関節症の症状と特徴

①初期症状(個人差あり)

  • 関節軟骨の磨耗、半月板の断裂、靱帯の障害
  • 関節炎の発症、過剰な関節液が溜まる
  • 階段の昇降時や歩き始めに痛む
  • 正座やしゃがむ姿勢がつらい

②症状が進行すると…

  • 起床時の膝のこわばり
  • 関節が炎症を起こす
  • 膝関節液などの症状(水がたまる)
  • 大腿骨と脛骨が直接こすれる激しい痛み
  • 歩行困難のケースもみられる

TIPS 1 膝関節の役割

通常、膝関節(大腿骨と脛骨の間)の表面は軟骨で覆われいて、この軟骨と膝関節間隙を囲うように存在する半月板が外的衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする働きをしています。

それ以外に関節間を満たした関節液が潤滑と栄養補給の役割を果たしています。靱帯は関節の骨と骨をつないで安定化させています。

膝関節の役割

TIPS 2 変形性膝関節症が多い人

変形性膝関節症の人はO脚の人に多いと言われています。O脚(内反膝とも言われる)とは、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しない状態です。過去に膝の靭帯や半月板損傷がきっかけで徐々に関節に負担がかかり変形してくる場合もよくあります。

変形性膝関節症が多い人

膝の痛みが発症しやすい職業・生活習慣

しゃがむ姿勢や立ちっぱなし

しゃがむ姿勢や立ちっぱなし

  • しゃがむ→立つの動作が多い農業者
  • 調理師や理容師など、立ち仕事の多い方
  • 重い荷物を運ぶ運送業、建設業者
体重が外側重心の運動をしている

体重が外側重心の運動をしている

  • 膝の負担が大きい種目

サッカー、バレー、水泳、野球、バスケットボール、ラクビー、スキー、テニスなど

男女比

男女比

  • 女性が圧倒的に発症しやすい
  • 閉経後は、女性ホルモン(エストロゲン)の激減で骨、軟骨、筋肉の低下で症状に大きく影響する
膝の痛みを放置すると・・・

膝の痛みを放置すると・・・

関節軟骨がほとんどなくなり骨同士が直接ぶつかるようになります。骨同士がぶつかるようになると膝の状態が悪化して、普通に歩いたり、座ったり、しゃがんだりするのも困難になります。 日常生活にも支障をきたし、行動範囲が狭まるため、精神的な負担も大きくなりがちです。

また骨同士がぶつかると骨挫傷という骨の損傷が起こることがあります。そうなると松葉杖を必要とし日常生活に大きな影響を受けてしまいます。

膝の痛みの改善方法

施術アプローチ

炎症がある場合

アイシングをしてエミューオイルを使った手での施術で周囲の緊張を取ります。

炎症がある場合

症状改善の運動療法

膝関節周辺の筋肉の緊張をとり正しい動きをするための運動療法をしていきます。

症状改善の運動療法

インソール療法

インソールも効果的で膝の負担を軽減し変形性膝関節症の進行を抑えることができます。

インソール療法

セルフメンテナンスについて

  • アイシングを使い熱感の軽減を行う
  • エミューオイルを使い炎症を抑えて筋肉の硬さを取る
  • 姿勢の改善と股関節を使うトレーニングを行う