腰痛はなぜ起こるのか?

2024年10月17日 カテゴリー:お知らせ,腰痛

皆さんこんにちは!

トレーナーの松本です!

 

皆さんは、日常生活やスポーツ活動中などに腰痛を経験したことがありますか?

日本では13人に1人が腰痛持ちと言われているため、現時点で腰痛がない方でも、油断できない疾患です。

腰痛になりやすい場面としては、「重いものを持ち上げたとき」、「物を拾おうとしたとき」、「スポーツ活動を行ったとき」などがあります!

また、初期の腰痛では、「腰が重い感じ」「たまに腰が痛くなる」「一定の動きだけで痛みが出る」など、日常生活にそこまで影響しないことが多いです。

だからこそ腰痛は放置されやすく、痛みが慢性化して治りにくくなります!

今回の記事では、腰痛の原因と腰痛になりやすい身体的特徴について説明をしていきます。

これを機に自身の身体と向き合っていきましょう!!

 

〇腰部の構造

図1:腰部の構造



腰は、腰椎と呼ばれる骨が5つ連結して出来ています(図1)。上の腰椎と下の腰椎で椎間関節を形成しており、靭帯や筋肉で安定化されています。骨と骨の間には椎間板が存在し、腰にかかるストレスを軽減する効果があります。

また、腰椎(脊柱)の後方には脊柱管という脊髄と呼ばれる神経の通り道があり、そこに下半身にとって重要な神経が走行しています。

 

〇腰痛の原因

腰痛の原因は様々ですが、今回はそのうちの一つを掘り下げて説明していきます。

腰痛になりやすい姿勢の一つとしては、図2のような「スウェイバック姿勢」があります。

鏡を見ることで自身の姿勢をチェックできるため、実践してみましょう!!

図2:理想の姿勢と姿勢不良



この姿勢では、

・骨盤が後傾することでお尻や太もも裏の筋肉の柔軟性が低下する

・体幹筋力(特にインナーマッスル)の機能が低下し、腰部の安定性が低下する。

・胸椎が後弯し、頭が前に出る。

などが生じることで、腰痛が発生しやすくなります。

 

〇腰痛の発生メカニズム

次に、上記姿勢で腰の痛みが出る要因を説明していきます。

今回は、姿勢による腰痛で比較的多い「筋肉、腱による痛み」「関節や椎間板による痛み」「神経による痛み」の3つを説明していきます。

 

・筋肉、腱による痛み(図3)

図3:筋肉・腱由来の痛み発生メカニズム



筋肉は、身体を安定させる「インナーマッスル」と身体を動かす「アウターマッスル」があります。図2(スウェイバック姿勢)のような姿勢では、インナーマッスルの機能が低下し、アウターマッスル優位で姿勢を維持してしまいます。そのため、筋肉や腱(特に脊柱起立筋、広背筋、腰方形筋)に過剰なストレスがかかり、痛みが発生しやすくなります。

ぎっくり腰のような急激に痛みが発生する腰痛は、上記のような状態になっていることが多いです!

 

・関節や椎間板による痛み(図4)

図4:関節・椎間板由来の痛み発生メカニズム



図2のような腰を反った姿勢が長期間継続されることで、関節の後ろ側が狭くなり、関節の衝突や椎間板の圧迫が起こります。また、継続的なストレスや加齢により、椎間板や骨の変性が生じることで、痛みが増幅していきます。

 

・神経による痛み(図5)

図5:神経由来の痛み発生メカニズム



腰部痛の要因となる神経は、基本的に関節の後方に存在しています。

椎間板や骨の変性、骨が前方に移動する「すべり症」などが要因となり、神経が圧迫されると痛みが生じます。また、神経が圧迫されると、腰だけではなく下半身の痛みやしびれ、感覚異常(左右で触られている感覚が違う、膜が張っている感覚)や筋力低下が生じることもあります。症状は、神経の損傷度合いや圧迫を受ける場所によって変わってきます。

「症状はあるけれど、何をすれば良いのかわからない」「どこの病院、治療院に行けば良いのか迷っている」などがあれば、ぜひ当院にお越しください!

当院では医療機関との連携もあるため、症状によっては整形外科を紹介することもできます!

 

〇まとめ

皆さん、姿勢と腰痛の関係性は分かっていただけたでしょうか?

腰痛は、13人に1人という多い割合で発生しています。現時点で、腰痛の方はもちろん、腰痛を経験したことがない方も、決して油断してはいけません。

腰痛は、適切な治療、トレーニングを行うことで対処できる疾患です。

これを機に自分の身体と向き合っていただければ幸いです!

 

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株式会社MIFUKU

中松鍼灸整骨院

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